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 ●卒業証書授与式の様子

掲載日:2008/4/15

平成19年度日本工学院専門学校
卒業証書授与式の様子

 平成20年3月17日 辛夷(コブシ)や白木蓮(ハクモクレン)の白い花が青い空を照らすうららかな春の日に桜木町パシフィコ横浜国立大ホールで平成19年度日本工学院専門学校授与式が盛大に挙行されました。広い会場は卒業生、御父母ならびに関係の方々で一杯になりました。


 式典では、片柳 鴻理事長が優しいまなざしで一人一人の卒業生に語りかけるよう「この世の中には善か悪の二通りしかいない」「何事においても家族愛の精神が大切である」とご自分の経験をふまえたあたたかい挨拶を述べられました。

 千葉 茂学校長は「卒業後は、会社へ入ることが目的ではなく、社会への参加の仕方が大切である」ということを強調され、「20万人にのぼる本学の卒業生の中には多くの起業者がおり、そうした先輩達に続け」と熱いエールを送られました。続いて「何事にもまず基本を身につけ、基本を身につけた後に応用ができ、最後に型から離れて独自の世界を作り上げることができる。即ち 守、破、離 の心構えが大切である」と語り、「いかなる分野でも基本を無視していきなり成功することは無い」と述べられていました。

 挨拶に続き、千葉学校長から各学部5名の卒業生総代へ卒業証書が手渡されました。次く優等賞表彰では学部毎の受賞代表者に対して賞状と記念品が授与されました。
 今年度の特別賞は全国規模の模擬試験での成績優秀者、最年少での国家資格取得者、少年漫画誌の新人部門受賞者など4名が表彰されました。学校長は卒業証書、優等賞、特別賞を渡される際、一人一人にねぎらいと激励の言葉をかけ、握手をしていました。 学生達の証書伝達ならびに表彰式に続き、来賓の方々から祝辞をいただきました。


 アビッドテクノロジー株式会社代表取締役社長の常磐野 司様は「どんな国、どんな地位、どんな人種であっても結局一人で何でも完璧にこなす人は極めて少数である。多くの人々のサポートが得られてこそ、大業をなすことができる。それと共に、自分の携わる分野では他者に負けないという強い意志をもって仕事に取り組んで欲しい」と語られました。

 次いで、校友会会長桂田忠明様からの祝辞を同会常任幹事の神田信孝様が力強く代読されました。祝辞の中で、新卒業生に求められているのは「若者の新鮮な発想、旺盛な意欲、あきらめない闘争心」であり、さらに「自分で考えること、良い友達を作ること、夢を持ち続けることが大切だ」と述べられていました。また、ご自分の経験をふまえ「何年経っても、幾つになっても恩師、旧友に会えるのは嬉しいものである」とも述べられておりました。

 式に臨んだ参加者の方々は皆一様に晴れ晴れとした笑顔でした。式典終了後も会場内で恩師、友人との別れを惜しみ、挨拶をしたり、記念写真を撮る風景がそこかしこに見られました。学校に戻り、各クラスで最後のホームルームが行われ、担任の先生から卒業生一人一人に専門士としての卒業証書が手渡されました。
 夕刻になるとクラス同士、仲間達同士で先生らと蒲田の街に繰り出していきました。
 新卒業生の皆さん2年、3年ないし4年間で身につけた技術と資格を有効に活用していただきたいと思います。
 そして、卒業生同士である校友会のネットワークを通じ、さらに在校生、教職員も一体となった強いコミュニティーを作ることによって共に母校を応援しようではありませんか。卒業生の皆様のご活躍を祈念いたします。
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