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 ●校友会熊本県支部訪問記

掲載日:2007/8/06


校友会熊本県支部訪問記

今月は、熊本県の観光地レポートを
コンサートイベント科の卒業生「関里弥」が報告いたします。



熊本城

  熊本市内を代表する「熊本城」行ってきました。
熊本城は2007年、築城400年を迎えます。
チケットを買って中に入ると城内はすごく広くて驚きました。
少し歩くと「首掛石」という石がありました。
首掛石とは昔、数人がかりでも動かない凹型の石を首に掛け、熊本駅の西にある花岡山から2kmの距離を楽々運んだと言われているのは怪力伝説が残る横手五郎という男の人がいました。しかし父の木山弾正はかつて清正と一騎討ちをして戦死を遂げ武将で、五郎は親の仇として清正の命を狙っていました。それが明るみにでて、五郎は仕事を石運びから井戸掘りに変えさせられ、井戸の中に入っているときに生き埋めにされてしまいました。
こんな大きい石を運んだ男の人に驚きましたが話しきいてせつなくなりました。
少し歩くと「宇土櫓」という建物がありました。
「宇土櫓」とは西南戦争後にも焼け残った唯一の多層櫓だそうです。


靴を脱いで中に入ると濃い茶色の廊下を歩いて急で狭い階段を上りました。
一番上につくと景色が見えました。
内部の木材には手斧で削った後が残っていました。
首掛石のむかい側には地図石とかかれた看板がありました。
私はこの看板をみて地図石って何処にあるんだろうって探してしました。
まさか足元にあるとは思いませんでした。
「地図石」は上からみると不思議な模様に見えることから、日本地図や熊本城の平面図、城下町図などの諸説があります。定かではありません
。また、99個の石が組み合わされていることから「城の長寿を願ったまじない」や「茶の湯として使われていた数奇屋丸へ向かうための敷石」などの説もあります。

「数奇屋丸」かつて本城域に立ち並んでいた建物の一つで書院造りになっています。
二階の広間では茶会や能、連歌などが催され、来客時の接待などにも使われていました。
一階で靴をぬいで二階にあがりました。
二階はすごく広い畳の部屋が広がっていました。
ここで昔は茶会や能が催されていたんだぁって思いました。

廊下の歩いていると小さい窓を見つけました。これは「突上戸」明かりを取り入れる窓です。晴天には日除けや雨よけになります。棒を外せばすぐ戸が閉まるので敵が攻めてきたときはこの場所から矢を打ったりしました。
長方形の窓もみつけました。この長方形の窓は銃眼・鉄砲を撃つための「狭間」と言います。熊本城は建長の長方形に統一されています。
出口に近くには石落としというものがありました。敵が石垣をよじ登って来た場合石を投げ落とし侵入を防ぐための場所です。

朝ごはんを食べていなかったのでいいにおいに誘われて売店に行ってみたら「いきなりだんご」というものを見つけました。
「いきなりだんご」というのはさつまいもを生のまま小麦粉で包み蒸して出来るそうです。
また、不意の来客の際(いきなり)作ってお出し出来ることから「いきなりだんご」と呼ばれています。中にはあんこが入っておりほんのり甘く美味しかったです。
「大小天守閣」天守閣、本丸御殿一帯は西南戦争開戦3日目に原因不明の出火で焼失してしましました。現在の天守閣は昭和35年に外観復元したものであります。大天守は地上6階地下1階、石垣の上から高さ約30m、小天守は地上4階地下1階、高さ約19mであります。
中に入ると細川家の資料や西南戦争の資料が展示してありました。その資料をみながらどんどん上にいくと一番高いところに着きました。
木々が紅葉し始め熊本市内を一望できすごくきれいでした。

階段は城内の石段は一段一段の奥行きと高さが意図的に異なるように作られており上るときに歩幅を頻繁に変えなければならなくすることで、スムーズな進軍を阻止する工夫がされています。 熊本城は今年築城400年になります。そこで「熊本城築城400年祭2007」が平成19年1月〜平成20年5月まで行われています。




★旧細川刑部邸★

ここは武家屋敷です。すごく広くて味噌蔵があったりしておどろきました。
昔の家で畳のかおりしてすごく落ち着きました。




★市電★

熊本市内は市電が走っていておどきました。 昔は東京でも走っていましたが少しずつ少しずつなくなってしましました。
私は初めて市電に乗りました。乗るまでは乗り方が渡らなくてドキドキしていましたが乗ってみるとすごく簡単で安心しました。
バスやクルマが走っている道路に市電が走っている景色がすごく好きだなぁっておもいました。


熊本県は「あんたがさどこさ」は熊本民謡でそのゆかりの橋がありました。
市電の駅前には可愛い狸の置物がありました。




★水前寺成趣園★


水前寺成趣園に行ってきました。
東海道五十三次を模したといわれる趣のある風情の回遊式庭園です。
この時はちょうど七五三で着物をきた子供達がいました。
行ったときは紅葉が始まり美しい場所でした。

昼食は熊本空港で「だご汁」というのを見つけたので食べてみました。
私が感じたのはとん汁の中にすいとんが入ったお味噌汁。
とても美味しくてなんか心の中が温かくなりました。

熊本県支部総会に出席してみて人数が多くてびっくりしました。
今回は演劇科講師の相沢先生も一緒でなんきん玉すだれを披露してくれたり簡単なストレッチを教えてもらい楽しい時間でした。
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