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 ●静岡県支部の第9回総会・講演会・懇親会

掲載日:2005/12/01

11月6日(日曜日)に行われた静岡県支部の
第9回総会・講演会・懇親会に行ってきました。
その時の静岡県の観光地レポートを私、
’04年度コンサートイベント科卒業の関がレポートします。

清見寺 ●静岡駅〜清見寺へ

 富士山を見たくて静岡駅から興津駅へ電車で移動しました。
 興津駅は駅の周りに何もなく、線路沿いの静かでまっすぐな道になっています。
 線路沿いに歩くこと、10分くらいの所に清見寺があります。
 清見寺とは、かつて足利尊氏や今川義元らが信仰した臨済宗の由緒ある古いお寺です。
 この清見寺には夏目漱石や島崎藤村など多くの文人や、書画を書く人が訪れたそうです。
 高台にあるため、興津の海や町を見下ろすことができ静かで落ち着いた風情あるお寺です。

静岡の名産 ●静岡の名産

 静岡はみかんが有名で、普通の家でも無人のみかん販売をやっていました。
 Mサイズ位のみかんが5〜6個入っていて100円で売っていました。
 静岡のみかんは山と海に囲まれているため、甘く味が濃いみかんが実るそうです。

さった峠 ●薩峠(さったとうげ)

 薩峠に向かい歩き始めましたが、看板が見当たらず、迷ってしまい何度も諦めようと思いました。
 途中にある興津川は鮎が泳いでいて、鮎が飛び跳ねる音や鮎を狙う野鳥や猫達がいました。
 川を渡り少し歩いたらやっと薩峠の看板を見つけ、「あと少しだ」と思い意気込んで歩いたのですが、実際にはかなりの距離がありました。
 案内板によると、『階段を登ると薩峠へ続く道』はあるものの険しい山道でしたが、あと少しで絶景が見られると思うと頑張れました。
 薩峠に到着しましたが、道に迷ったおかげで着いた頃には夕方でになってしまい、日暮れ入りで薄暗く富士山は見られませんでした。 (本当は薩峠から迫力満点の富士山が見れます)
 「もう少し早く着いていたら富士山が見られたのに・・・」と後悔しました。
 薩峠からは駿河湾を一望でき、眼下には高速道路がある景色は綺麗でした。
 あたりも暗くなってきたので、早足に由比駅を目指しました。 山側の斜面には『みかんの木』がなっていました。 辺りが真っ暗になったころ、倉沢・寺尾地区に到着。
 ここは江戸時代の頃、宿場町だった所です。 狭い道の両側に軒を連ねる格子造の家並みがあります。 江戸時代の頃に賑わっていた宿場町も、今は静かな場所ですが雰囲気は今も残っています。
 (上記掲載の「薩峠からの風景」は、色調補正で少し明るくしてあります)

●富士宮 秋祭り

 熱海駅で見かけた【ある広告】、それは「富士宮 秋祭り」でした。
 11月5日(土曜日)が最終日だったので、行ってみることにしました。
 着いた頃には秋祭りは終わりかけでした・・・。
 人の流れをついて歩いていると富士山本宮浅間大社に着きました。
 ここは、平成18年3月に鎮座1200年を迎える東海地方最古の神社です。
 境内の一角には富士山の伏流水が湧く池『湧玉池』があります。 ここの水温は13℃に保たれています。 境内にはずらーっと屋台が並んでいました。 その風景は、昔 本等で見た事がある風景でした。
 お参りをしておみくじを引き、屋台を見回って静岡駅にむかうことにしました。
 富士宮駅で切符を買って電車を待っているとお囃子が聞こえ、見に行くと山車がお祭りの最後を飾っていました。

大道芸ワールドカップ ●大道芸ワールドカップ

 この日「日本平」に行こうと思っていましたが、あいにくのお天気で中止に。
 バスの案内所のおばあさんに「何処かいいところありませんか?」と聞いてみたところ、薦められた場所が『大道芸ワールドカップ』でした。
 この『大道芸ワールドカップ』は、毎年11月中旬に静岡駅周辺で世界中の大道芸を集めて行われるイベントです。
 静岡駅から徒歩15分くらいのところに駿府公園があります。
 ここが『大道芸ワールドカップ』のメイン会場です。
 駿府公園の周りのお堀には白鳥やアヒル、鯉が泳いでいました。
 東御門から入ると投げ銭の両替え場所やインフォメーションがあり、少し歩くと売店が並んでいました。
 売店は食べ物の販売から静岡茶の試飲まで出来ました。
 静岡のお茶は濃く、程よい渋味があり美味しかったです。
 自分で淹れるお茶とは一味もふた味も違いました。
 ステージの周りにはたくさんの人が居ました。
 これからショーを見せる方も観客も真剣で前の人はレジャーシート持参。 後ろの人は脚立持参。 一瞬の間も見逃したく無いという気持ちなのだろうな。
 大道芸のショーはどれもおもしろく、関心してしまう面もありました。
 言葉がなくても何かを伝えたいのかがわかる程の豊かな表情やしぐさ。
 「少し見習いたいなぁ」って思いました。
 お昼は会場で買った富士宮の焼きそばです。 富士宮は焼きそばが有名です。
 東京で食べる焼きそばよりも麺が硬く、もちもちした食感で美味しかったです。
 一旦会場をでて静岡駅周辺を探索することにしました。

大道芸ワールドカップ ●静岡駅を探索

 浅間神社の参道は日曜日だったので、お店が閉まっていて静まりかっていました。
 参道の道は大道芸人のステージになっていました。
 静岡浅間神社に到着すると、七五三のお参りをしている家族がいました。
 帰り道、和菓子屋さんの前に行列ができていました。
 ここの和菓子屋は、目の前でドラ焼きを焼いてくれます。
 焼き終わると仕込みに入り、仕込みが終わるとまた焼く。
 焼きたて作りたてのドラ焼きを食べることができます。
 私も並ぶことにしました。 しばらくするとドラ焼を買い求める人の列が長くなってきます。 並んでいる間もドラ焼きを焼くいい匂い漂い、お客さんにニッキ飴のサービス。
15分くらい並んでやっと買えました。
 焼きたて作りたてのどら焼きを初めて食べましたが、目の前でひとつひとつ丹精に焼き上げられたドラ焼きはふかふかで餡は粒餡、甘さもちょうど良く美味しかったです。
 静岡駅にむかって歩き始めました。 人の流れについて歩くと呉服町通りへ。
 流れに沿って歩いていると、私の後ろから小さい傘を挿した全身銀色に染めた人が歩いてきました。 タバコのポイ捨てを拾い、ゴミ箱へ。 コンビニに行きビールを買い見物客にあけてもらい彼が動くたびに見物客も歩きます。 いつの間にか彼の周りには人でいっぱいになっていました。 銀色人間がパフォーマンスをすると、それを取り巻く観客で通行人の邪魔をしてしまいます。

 都心から近くて大自然を感じられる静岡県。
 何処に行って良いかわからない人は、1日2回の静岡の観光地スポットを巡る定期バスもあります。
 個人で巡るよりもお手軽でこれからの寒い季節にもお勧めの場所です。

 機会があればぜひ行ってみてください。
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