●玉川上水散歩

掲載日:2009/6/04

井の頭線高井戸駅近くにある旧高井戸村の鎮守様「第六天神社」。 京王線下高井戸駅 ここが平成21年度の出発点。
この付近の水路はすでに地下に潜ってしまい、その上を遊歩道が整備されています。 築地本願寺和田堀廟所。
塩硝蔵地跡(弾薬貯蔵庫)。 明治大学前。
途中で見かけたユニークな商店街「沖縄タウン」。 橋の上の橋。
歩道橋から玉川上水のゴール地点である新宿方向を眺める。 上水はいったいどこに?下の道路は甲州街道、上の道路は中央自動車道。
車がビュンビュン行き交う国道20号線(甲州街道)の脇に突然緑に覆われた水路が出現しました。 「ゆずり橋」付近
「ゆずり橋」近くで園児が遊んでいました。
「ゆずり橋」 ちょっと変わった名前の橋ですが、由来が書いてありました。子供達が「こんな橋があったらいいな」という希望で作られた橋だとか。「アーチ橋、窓のある橋、迷路のようなイメージ、星の時計台・・・・」二つ前の子供の写っている写真を良く見ると、なるほどいろんなアイデアが取り入れられている橋であることが判ります。名前の由来は、もともとこの橋は狭く、通るにはお互い譲り合ったことからとか、こころ温まります。 笹塚駅 この真下を上水が流れています。
笹塚駅を出たところ。 きれいに整備された緑道。
この付近の上水はずっと地下に潜っていますが、緑道内に橋の名残があります。「四條橋」「五條橋」「六條橋」「常磐橋」。 緑道を挟んで東京消防庁の消防学校がありました。近くを通りかかると、教官の号令が聞こえ、生徒達がキビキビとした態度で訓練をしていました。
渋谷区初台区民会館近くのモニュメント。 いよいよ新宿駅近くに来ました。文化服装学院の目の前の地下に上水路が・・・・。
文化服装学院の前にある上水のモニュメントの解説板。 明治時代のレンガ作りの上水路をイメージして作られているそうです。
新宿高校校内に展示してある石樋。 かつて上水路とクロスする下水用として作られたものと記してありました。
新宿御苑 この左手側を上水は流れていたそうです。 新宿御苑内の内藤家の庭園「玉川園」 池は「玉藻池」と称されています。
玉川上水終点の大木戸付近 ようやくここまで辿り着きました。 帰りしなに見た苑内に咲く大木のユリの木の花。

4年がかりになりましたが、どの場所もとても印象に残る楽しい散歩でした。
玉川上水周辺の遊歩道はきれいに整備され、行政とともに、地域に住む方々の歴史的遺産を守っていこうとする温かい想いが伝わってきました。
普段、どこに行くにも車に乗り付けてしまうと便利さと引き替えに、身近にあるいろいろなものを見過ごしているのではと思いました。歩く速さで周囲を見ると本当に様々なものが見えてきたような気がします。
今度は秋に同じ道を辿ってみたいと思いました。

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